好き嫌いなどについて頭を整理するためのブログ

プライベートのブログ。私の職業をご存じの方は,身バレはお控えください。好き嫌いなどについて頭を整理しないと眠れなくなってきたので,頭の整理のため始めることにしました。

2018年度M1グランプリについて2&お笑いコンテストのTV放映について思うこと

昨日M1見てるときに思ったけどブログ書いたときには思い出せず今日思い出したことについて書くことにします。

 

1 昨日取り上げたコンビ以外について

1)見取り図

 初めてネタを見たが,ツッコミの声は良し。ネタはこれじゃない感があった。たぶん選択ミスだろうから,他のネタも見てみたい。

 

2)スーパーマラドーナ

 「スーマラ」と訳すことのセンスの有無は置いといて,M1決勝の常連であるが,昨日はネタの選択ミスと思われる。特に好きではないが何度も決勝で目にしているので,高得点がつくかどうかくらいはネタでわかる。決勝に何度も出ていてもネタの選択ミスをするのだから,漫才コンビは二人いるのに本当に孤独で大変な仕事だと思う。何が面白いのかもはやわからなくなってくることもあるのだろう。

 なぜ自分がスーパーマラドーナを苦手としているのかを少し考えてみると,ツッコミの武智氏の所作や言動が必死すぎて漫才に余裕や柔らかさがなく,それが如実に伝わってしまうからだという現時点での結論に。たしかネタは武智氏が全て作っていて,ボケの田中氏が武智氏の言うとおりにしないと武智氏がえらい怒るというのを何かの番組で耳にしたが,確かにネタ中でも,「田中ちゃんとせえよ」みたいな緊張感を武智氏に感じてしまう。かといってその原因の全てが武智氏にあるわけではないのはもちろんだから,ネタ作成を完全にどちらかが担当する,というのはコンビにとって良し悪しだなぁと思う。

 

3)かまいたち
 コンテスト慣れしているため,リラックスして力を発揮しているように見えた。かまいたちも確かボケの山内氏が全てネタを作っていたと思うが,漫才で今年のM1以上に点がハネることは考えにくいと思う。なんとなくそう思う。

 

2 お笑いコンテストのTV放映につきネガティブに思うこと

 なによりも強く強く思うのは,ネタ中に司会者や審査員の笑顔を画面全体に映し出さないで欲しい。100万歩譲歩したとしても審査員のみで良い。上戸彩は普通に可愛いとは思うが,私からすれば,ネタ中に差し込まれてまで見たい美人などこの世にはいない。ネタ中にコンビ以外の人間を画面全面に映すというのは,漫才を真剣に見たい人間に失礼だと思う。イタリア旅行に来た初日に日本料理屋に連れて行かれるくらい不快な気持ちがする(それでもM1は客席を映さないだけまだマシだと思う)。

 本当にコンビ以外の人間を映す必要があるなら,四隅のどこかに小さくワイプで映しておけばよいではないか。なぜそれでは駄目なのか全くわからない。肩肘の張らないロケ番組でさえワイプで対応しているのに,出場コンビの誰もが人生の大一番としてネタを披露し,真剣にネタを見たい人間が比較的多いはずのM1でワイプをやらない理由が全く不明である。TV局は一体何を伝えたいのか。出場コンビが真剣に漫才をしている姿ではないのか。M1開催の趣旨に今一度立ち戻って考えて欲しい。現にこのカメラワークの弊害として,今回どのコンビか忘れたが,誰かの笑顔を映しているせいでボケの動きが見切れてしまった場面が確かあった。これは出場コンビにも大変失礼なことであると私は強く思う。
 仮に「上戸彩ちゃんを大画面でたくさん映して欲しい!」という視聴者がいたとしても,その視聴者の意向の忖度と引き換えに,漫才ファン及び出場コンビへのリスペクトに欠ける措置を行う必要性は全くない。そのような視聴者をもカバーしようというのがTV局側の思惑だとしたら,非常に胸が痛い。


 この点書き出すと不満が止まらないが(書き始めて自分でも驚いている),仮にTV局側が,客や審査員が笑っている姿を見せて,「ほらみんな楽しんでますよ」「ほら審査員が笑ってますよ。ここ笑うところですよ。」というのを示そうとしているのであれば,それも視聴者を見下していると思う。そのような啓蒙は全く不要であって,視聴者の誰が求めているのであろうか。何が面白いかというのは,番組や趣向が多様化した今,自分で実感して自分で探し当てるものである。ただし世の中には色んな人がいるからもしかしたら,自分のツボと審査員や上戸彩のツボが合っていることを確認して自分が「ズレていない」「あの審査員とツボが同じ」「上戸彩ちゃんとツボが同じ」ことを確認して安心したい,喜びたい視聴者がいるのかもしれない。そのような番組の見方をしていると着実にお笑い脳が退化していく気はするけれども。

 

 繰り返しになるが,私としては,お笑いコンテストのTV放映においてネタ中に,舞台上で必死にもがく芸人以外を映す必要は全くないと考えている。なお,TV放映のあり方に焦点を絞った話なので,「なら劇場に見に行け」との反論は論点逸らしに過ぎないことを付言しておく。

 お笑いの話は昨日今日でお腹いっぱいかな~。ではまた。

2018年度M1グランプリについて

今年は敗者復活戦から見ました。

部屋の掃除をしながら流し見していましたが,「金属バット」というコンビに惹かれました。面白かったので,敗者復活の投票をしました。金属バット以外特に面白くなかったので,残りの2コンビは絶対に復活しないであろうコンビを選びました。

しかし残念ながら復活せず。なぜミキなのかという疑問はありましたが,まぁ決勝で4位以下だったので別にもうどうでもいい。ただ敗者復活戦は人気投票(ファンが多いコンビが有利)的色彩が強いのは改善した方が良いと思う。ミキは正直やかましさがだいぶ勝っていたと思うけれど。昔の敗者復活の決め方はどうだったかな,忘れてしまった。

 

前置きが長くなってしまった。決勝について。

大まかな感想。

1 霜降り明星の漫才を初めて見たが,驚いた。

2 和牛は今年優勝してM1を脱出すべきであった。

3(2から大幅に水をあけて)ユニバースはハラちゃんに違うキャラ付けをした方が伸びるのではないか。

4 ジャルジャルはカシコの漫才から脱却できていない

 

1 霜降り明星

 M1は毎年,よーし楽しむぞ,という気持ちよりも,笑わせてみい(何様)という気分で見るのだが,一本目のネタに爆笑させられた。驚いた。

 テンポの良いボケをハイスピードで重ねていくコンビはいくらでもいるが(パンクブーブーノンスタイルなど),それらとは全然違う。パンクブーブーノンスタイルも,あまりに練習されすぎていて,「何度も何度も練習したものを100%出している感」があって全く笑えないのだが,霜降り明星には爆笑してしまった。なぜここまで爆笑させられたのかは今日はまだわからない・・・。なんとなく,現在ある技術の数歩先の技術を,さらに応用して駆使している感じがした。パンクとノンスタイルは今ある技術を素直に駆使している感じ。ようわからんけど。

 二本目のネタは少し選択ミスな気はした。一本目で100%とりあえずぶつけてきた感じ。それでも優勝したのはすごい。話題が前後するが,巨人師匠は和牛に入れると思っていた。それくらい現場での霜降りの勢いはすごかったのかと驚いた。ただ悲しいのは,来年以降のM1で霜降りを見れないのは残念。単独ライブに足を運ぶ,という人生初の行いに出るかもしれない。

 

2 和牛

 一本目が霜降り明星の直後だったのが本当に不運。そのまま流れを持って行かれた感じがする。和牛は和牛で名人芸クラスの漫才ができるため,空気に飲まれて点数が大幅に下がることはなかったが,それでも予選二位に甘んじてしまったのはやはり霜降りの直後のせいだろう。

 二本目は本当に素晴らしかった。優勝するためにどのようなネタが必要なのかというのをきっちり考えてきて,最終決戦用のネタを準備してきたと思う。ネタの設定が難解にもかかわらずあそこまで完成させるというのはやはり名人芸。好みは霜降りだが,霜降りは二本目<一本目だったので,名人芸を完璧な形で披露した和牛をとりあえず優勝させてM1から引退させ,来年の霜降りのレベルアップを期待する,という審査員の政略的判断もありうるとは思ったが,そうはならなかった。現実は面白いですね。

 

3 ユニバース

 川瀬名人の力は認めるが(だって決勝に出ているのだから),力が入りすぎていてその雰囲気に引いてサブいことが多い。ハラちゃんを巧みに操る「猛獣」と「猛獣使い」のようなスタイルだが,そのスタイルには限界があると思う。今回のネタで途中,ハラちゃんがコテコテのしゃべくりを披露した場面があったが,その場面を見てハラちゃんの実力を見直さなければならないとの思いに至った。あの子がもっとしゃべくり漫才を披露して川瀬名人ももっと力を抜いて楽にやればもっと伸びるのではないか。今のスタイルだと,笑うタイミングは,川瀬名人のツッコミの時点なので,どうしてもツッコミを強くしないとネタが際立たない。

 なんしかユニバースを3番目の話題に選んだのは,ハラちゃんしゃべくりできるやん!ていう驚きからである。

 

4 ジャルジャル

 やはり「かしこ」が必死に知恵をしぼった結果阿呆ぶって無邪気にはしゃいでいる,という違和感が否めず,どうも笑えない。ていうか一本目は漫才ではなく,単なる「完成された言葉遊び」である点でも笑えない。でもああいう難しそうな言葉遊びを楽しく完成させられると,知的で面白い「芸」,みたいな理由から高得点を付けざるを得ない,なんかそういうジレンマも審査側にはあったように思える。

 

5 その他

 いまんとこ思いつくのは,トムブラウンというコンビの出たタイミングがちょうど良すぎて,わけわからんネタでもばかばかしすぎて笑えた点。タイミングて大事なんだなという。トップバッターだったらすべり散らかしていたのではないか笑

 

6 終わりのご挨拶

 思いつくままを校正もせず書き連ねましたが,今後もそのような形式でやっていきます。ブログの書き方についてこだわりは全くない。漫才は好きです。

 他に好きなものは,スタバ(超にわか),野球,英語(超にわか),絵日記(超にわか),テレビゲーム(not スマホゲーム),マイケルジャクソンてな感じ。

 ではまた。次のブログが来年のM1だったりして。